パライソ
御伽の国の鬼が島 ~ Missing Power 華のさかづき大江山 砕月
黄昏浮かぶ楼閣の宮
絶えず続く パライソの海
どうか どうか 忘れぬ為
現世に酒を注ぐ
人知れずに 悟られずに 今を共に過ごした
不確かな園 このままずっと続くと信じていた
返す刃は鋭く 心深く貫く
未だ傷も癒せずに 杯に紅が落ちる
空白む美空の明星は
今際と見紛う蜃気楼
掴めぬはずと知りながら
零れる様に そっと涙した
誰も知らない楽園を 人は地の獄と呼んでいる
仰いだ空は 何もかもが見えない
乾いた杯は 霞んでいく
嘘を嘘で塗り重ねる
懐かしむ事の なんと悲しさ
まだ夢を見ている
在りし日 偲ぶ 胸中の舟
遠く続く パライソの海
眼下に咲く 彼岸の花
少し懐かしく 背中を押した
ただ一人月夜を眺めてる事なく
白妙の袖に涙 どうか夢ならこのままで
遠い日と 感じた
月の満ち欠けは幾星霜
私には 私には
少し勿体無い程だから
春は曙 舞い散れ桜
朱く染まる パライソの海
一人 一人 夢に見てた
望郷の心地よさに酔う
私がいて そして 人がいて
着かず離れず 縁を結ぶ
この両手に 抱えきれぬ
人の輪と パライソの海
仮初と謳うは宵の口
- 专辑:パライソ
- 歌手:森羅万象
- 歌曲:パライソ