夕暮れの迫る 紫紺の天蓋
浮かぶ薄明かり この胸に宿して
凍てつく足下 這い寄る奈落を
断ち切る手中の 白刃は三日月
月明かり 淀(よど)ませる
後悔の叢雲(むらくも)を
未来への剣(つるぎ)で
薙ぎ払い千々に舞い散らそう
月よ 闇を裂いて 照らし出せ
進むべきその先を
行くは 修羅の道か 九十九折(つづらお)り
この命尽きるとも
月よ 闇に咲いて 白くあれ
深い夜の底でも
迷い 立ち竦んだその時は
心の舫(もや)いとなれ
盃(さかずき)に映る 月の端(は)滲ませ
零れる涙は 憂き世の証か
掌に 染みついた
血の匂い消えずとも
この心 刻んだ
月明(げつめい)は永久に変わらぬよう
月よ 闇を裂いて 照らし出せ
強き刃のごとく
行くは 朱き覇道 荊道(いばらみち)
この願い尽きぬまま
月よ 闇に咲いて 白くあれ
弱き心を責めて
迷い 見失った我が夢を
取り戻す道標(みちしるべ)
おぼろの月は 桜に揺れて
蛍火よりも この身を焦がす
雁(かり)の啼く声 木枯らしを呼び
朔月(さくげつ)の夜に 白雪(しらゆき)の舞う
月よ 天高く在る月よ
遥か千代後も
月よ 真白く輝く月よ
この心に灯れと
月よ 闇を裂いて 照らし出せ
進むべきその先を
行くは 修羅の道か 九十九折り
この命尽きるとも
- 专辑:戦国BAND
- 歌手:歌ってみた
- 歌曲:心の月